グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズ

思わず目を奪われる!モフモフ&超ビッグな圧倒的存在感
サイズ
体重
雄 39~45kg
雌 39~45kg
体高
雄 79cm
雌 71cm
被毛
長さ
中毛
ケア
運動量
1日20~40分
エネルギー
穏やか
寿命
10~12年
要求
Moderate
特性
鳴き声
いびき
よだれ
抜け毛
社会性
社会性
原産国:フランス
この犬種について
思わず目を奪われる!モフモフ&超ビッグな圧倒的存在感
性格
家族を守るために、あふれる忠誠心 穏やかで優しい性格をしている犬種です。ただし、本来の役割である護衛犬としての能力を重要視され、繁殖されてきた背景から、警護犬の気質ももっています。護衛するものに対する意識が強く、周囲で起こっていることのすべてを観察しています。彼らは自分の家族のメンバーには優しくて愛情深いのですが、見知らぬ人や他の動物にはそれほど寛容ではありません。慣れない人や動物に対しても恐れを見せることのないように、子犬時代から様々な経験を多くさせることを心がけましょう。彼らは家族と信じる人々を保護するための努力は惜しみません。この忠誠心こそが、重要な特徴なのです。 なお、独立心が強く自分で考えて行動するところもあり、頑固な性格だといわれることもあります。
知っておくべきこと
健全な心身を養うためには、適度な運動が必要 健全な体調を維持するためには、重量犬といえども、毎日の運動が欠かせません。元々、ピレネー山脈の急な斜面を歩いていましたので、強さと機敏性を兼ね備えた運動が必要です。とはいっても、日本ではそのような運動ができる場所は限られています。日常的の散歩コースにできるだけ似たような場所を加えてみましょう。犬種の歴史的には、寒い日や雪の中でハイキングが好みですが、高温多湿の日本ではうまくいきません。気温の高い日は、エアコンを効かせた室内で過ごさせた方がいいかもしれません。 耐候性のあるダブルコートは、密度の高いアンダーコートと長くて平らな粗いトップコートで構成されています。そのため換毛期の抜け毛はかなりの量になります。抜け毛が室内に飛び散らないようにするためには、毎日のブラッシングは欠かさず行わなければなりません。また、この犬種には後ろ足に「狼爪」があります。月に1〜2回程度、忘れずに爪切りをしましょう。 気をつけたい病気としては、重量犬、大型犬に見られることの多い股関節形成不全、肘関節形成不全、胃捻転や熱中症がグレート・ピレニーズにも挙げられます。いずれにしても早期発見に努め、肥満に注意をする、床を滑らないようにする、室温を快適に保つ、食後の運動を避けるといった環境を整えることが大切です。また、骨肉腫や心臓疾患等の病気もあるため、定期的な健康診断を欠かさずに行うようにしましょう。
歴史
マリー・アントワネットも守った由緒ある護衛犬 遥か昔からフランスとスペインの国境にあるピレネー山地に棲息し、家畜や家族を守っていたといわれる歴史の長い犬種です。中世には宮廷の番犬の番犬として活躍していたと、14世紀の書籍に記されています。17世紀には伴侶犬として、さまざまな貴族に愛され、ルイ14世も飼育していました。ルイ16世の妃であるマリー・アントワネットは護衛犬として、この犬種をそばに置いていました。 1897年には早くも詳細が記され、さらにその10年後には最初のブリード・クラブがフランスで設立されています。その後1923年にフランス中央畜犬協会に対して公式スタンダードが登録申請され、それが現在のスタンダードの基礎になっています。