新しいペットとの暮らしをスムーズにスタートするための役立つ情報をご紹介します。
新しい猫との暮らしは楽しいことがいっぱい。でもお世話もたくさん必要です。ここでは、最初の1週間、1か月、6か月といった、それぞれの時期ごとの特徴や必要なケアなどをご紹介します。各ライフステージごとに、これからの暮らしをイメージしてみましょう。
子猫はエネルギーいっぱいで好奇心旺盛。甘噛みやひっかき、ちょっとした粗相、そしてたくさんの遊び時間に備えましょう。子猫の成長過程については、こちらでより詳しくご紹介しています。
子猫の元気さは少しずつ落ち着いてきますが、まだまだ遊びたい盛りです。おもちゃにお金をかけすぎる前に、手作りおもちゃに挑戦してみるのもおすすめです。
子猫が成猫サイズになるのも、もうすぐです。日ごとに性格もはっきりしてきて、ちょっと不思議な行動を見せることもあるでしょう。
新しい環境や家族に慣れるまでには時間が必要です。最初はトイレの失敗や、隠れたり家の中を探索するといった行動が見られるかもしれません。焦らず、やさしく見守ってあげましょう。
新しい家族として馴染んでくるこの時期は、健康的な生活リズムや行動を身につけさせる絶好のタイミングです。
この頃には、猫も新しい生活に慣れ、すっかり家族の一員になっていることでしょう。家族や他のペットとの対面も済んでいれば、新しいしつけや、楽しい体験を一緒に始める絶好のタイミングです。
高齢猫には年齢に応じたケアが必要です。若い猫より活発さは控えめかもしれませんが、健康面にはこれまで以上に気を配ることが大切です。高齢猫のためのケア方法も知っておきましょう。
活発に走り回ることは少なくなっても、軽い運動や遊びを取り入れることで、シニア期も健康に過ごすことができます。
新しく猫を迎えると、気になることが山ほどあるもの。そんな中でも、よくあるご質問をまとめました。
猫を迎える前に、一緒に住む家族全員で役割や迎え方を確認しておきましょう。
子猫はとてもエネルギッシュで、家具で爪をといだり、高いところに飛び乗ったり、トイレ以外でおしっこしてしまうこともあります。
一方、高齢猫は若い猫に比べて体力が落ちていることが多いため、安心して過ごせるように、無理をさせない接し方を子どもや他の家族と共有しておきましょう。
Depending on their lifestage, you will want to adjust your cat’s food accordingly.
子猫(1歳未満)
子猫の活発なライフスタイルに合わせて配合された子猫用キャットフードは、エネルギーを十分に補給し、健康な発育をサポートします。
成猫(1~6歳)
成猫には、毎日必要な栄養を満たすために、多すぎず少なすぎない適正なバランスの栄養が考えられたキャットフードが必要です。
高齢猫(7歳以上)
腎臓や関節の問題など、猫の加齢に伴うさまざまな健康のリスクを管理するために、特別な栄養サポートが必要になります。
健康な成猫でも、年に1回は動物病院で健康診断を受けましょう。猫は痛みや不調を隠すことがあるため、普段の様子をしっかり観察し、「いつもと違う」サインに早く気づくことが大切です。
一般的なイメージとは異なり、猫に人間の食べ物を与えることはおすすめできません。肥満、歯のトラブル、胃腸の不調、偏食などの原因になることがあります。また、猫にとって有害な食材もあるため、食卓のものを与える前に必ず安全性を確認しましょう。
人間の食べ物をおやつ代わりに与えるのではなく、猫用の健康的なおやつについて獣医師に相談しましょう。
猫の年齢に関係なく、健康で幸せな生活を送ってもらうには費用がかかります。PetCoachによると、一般的に、猫の年間飼育費用は約809ドル(約12万円)といわれています。この金額には、急な通院やおもちゃの衝動買いなどは含まれていません。身体的・精神的・経済的にきちんとお世話ができる準備を整えたうえで、猫を迎えましょう。
猫にとって爪は大切なコミュニケーション手段のひとつであり、家具などを引っかくのは、ストレスを発散したり、不安を表現したりする行動でもあります。あるいは、単純に退屈しているだけかもしれません。爪とぎ用ポールやマットを用意して、満足してもらえるようにしましょう。
トイレ以外の場所で排尿すると、「わざと」や「反抗」と思いがちですが、実際には悪意のない理由が多くあります。家の中の物に排尿するのは、不安やストレスのサインだったり、場合によっては猫が体調不良や病気を抱えていることを示している可能性もあります。
また、不安が消化不良の症状で表われることもあります。そのため、つい「フードが合っていないのかも」と考えがちですが、すぐにフードを変えてしまうことは、かえって逆効果になる可能性があります。
大切なのは、希望を失わず、焦らず取り組むことです。家庭に慣れてきて、受診して健康面に問題ないと診断されたのであれば、猫はまたトイレで排泄するようになるでしょう。