新しいペットとの暮らしをスムーズにスタートするための役立つ情報をご紹介します。
家族に新しいペットを迎えるのはとてもわくわくする一方で、準備が整っていないと不安やストレスにもなりがちです。ここでは、最初の1週間、1か月、6か月といった、それぞれの時期ごとの特徴や必要なケアなどをご紹介します。各ライフステージごとに、これからの暮らしをイメージしてみましょう。
子犬はエネルギーいっぱいで好奇心旺盛。夜泣きやカーペットでの失敗に備えながら、たくさんの愛情を注いであげましょう。子犬の成長過程については、こちらでより詳しくご紹介しています。
最初の興奮は落ち着いてくるものの、まだまだ元気いっぱい。毎日遊びの時間を確保してあげしましょう。
この頃には体つきも成犬に近づいてきます。毎日の健康的な習慣を続けましょう。
新しい環境や家族に慣れるまでには時間が必要です。最初はマーキング、隠れる、家の中を探検するといった行動が見られるかもしれません。焦らず、やさしく見守ってあげましょう。
新しい家族として馴染んでくるこの時期は、健康的な生活リズムや行動を身につけさせる絶好のタイミングです。
この頃には、愛犬もすっかり家族の一員と感じられるようになっているはずです。安心できる関係が築けてきた今こそ、新しいトレーニングや楽しい体験を一緒に始める絶好のタイミングです。
O高齢犬には年齢に応じたケアが必要です。若い犬より活発さは控えめかもしれませんが、健康状態への配慮を最優先にしてあげましょう。シニア期もいきいきと過ごすためのヒントを確認してみてください。
活発に走り回ることは少なくなっても、軽い運動や遊びを取り入れることで、シニア期も健康に過ごすことができます。
新しく犬を迎えると、気になることが山ほどあるもの。そんな中でも、よくあるご質問をまとめました。
犬を家に迎える前に、一緒に住む家族全員で役割や迎え方を確認しておきましょう。
子犬は元気いっぱい。 いろんなものをかじったり、飛びついたり、マーキングすることがあります。
一方、高齢犬は若い犬に比べて体力が落ちていることが多いため、安心して過ごせるように、無理をさせない接し方を子どもや他の家族と共有しておきましょう。
クレートトレーニングは特にトイレのルーティンを整えるためや、留守中に安心できる場所を提供するために役立ちます。
健康な犬でも、年に1回は動物病院で健康診断を受けましょう。犬は痛みや不調を隠すことがあるため、普段の様子をしっかり観察し、「いつもと違う」サインに早く気づくことが大切です。
ライフステージに応じて、与えるフードを調整しましょう。
子犬(1歳未満)
適切な発育と健康な成長をサポートする子犬用フードを与えることが重要です。将来的な体の大きさに合わせて必要な栄養がしっかり摂れるフードについて、獣医師に相談しましょう。
成犬(1〜7歳)
健康な成犬には、バランスの取れた高品質な成分を含む成犬用フードが必要です。抗酸化成分やオメガ6脂肪酸など、日々の健康維持をサポートする栄養素が含まれているものを選びましょう。
高齢犬(7歳以上)
高齢犬には、たんぱく質やリンの量を抑えつつ、ファイトニュートリエントやL-カルニチンなどの関節の動きや脳の健康をサポートする栄養素を含むフードがおすすめです。
年齢に合わせたケアができるシニア用フードを選びましょう。
一般的なイメージとは異なり、犬に人間の食べ物を与えることはおすすめできません。肥満、歯のトラブル、胃腸の不調、偏食などの原因になることがあります。与えてはいけない食材を知っておくことは、健康リスクを減らすためにも重要です。
人間の食べ物をおやつ代わりに与えるのではなく、犬用の健康的なおやつについて、獣医師に相談しましょう。
犬の年齢に関係なく、健康で幸せな生活を送ってもらうには費用がかかります。米国動物虐待防止協会(ASPCA)によると、年間の飼育費用は約$420〜$780(約6万~11万円)とされています。これには、急な通院やおもちゃの衝動買いなどは含まれていません。身体的・精神的・経済的にきちんとお世話ができる準備を整えたうえで、犬を迎えましょう。
犬は口を使って世界を感じています。物を噛むことでストレスを和らげたり、不安を表現していることもあります。あるいは、単純に退屈しているだけかもしれません。このような行動は根気よく対処すれば改善できます。焦らず、いろいろな対策を試してみることが大切です。
家具や家の中での排尿を「わざと」や「反抗」と思いがちですが、実際には、不安や体調不良が原因であることが多いです。
また、不安が消化不良の症状で表われることもあります。そのため、すぐに食事を変てしまうのは、かえって症状を悪化させることがあるので注意が必要です。
大切なのは、希望を失わず、焦らず取り組むことです。家庭に慣れてきて、健康面にも問題ないことが受診してわかれば、あとは屋外でトイレがうまくできたときにたくさん褒めてあげて、よい習慣を定着させていきましょう。