ワイマラナー

ワイマラナー

「グレー・ゴースト」の異名をもつ神秘的で美しい犬
サイズ
体重
雄 32~36kg
雌 32~36kg
体高
雄 66cm
雌 61cm
被毛
長さ
短毛
ケア
運動量
1日40分以内
エネルギー
とても活発
寿命
10~13年
要求
Moderate
特性
鳴き声
いびき
よだれ
抜け毛
社会性
社会性
原産国:ドイツ
この犬種について
「グレー・ゴースト」の異名をもつ神秘的で美しい犬
性格
多彩な才能を秘めている 学習能力の高さで知られているハンティング・ドッグです。もちろん家庭犬としてもしつけやトレーニングがしやすく、家族に一途で落ち着いた性格の持ち主ですが、まれに警戒心が強いタイプもいます。好奇心旺盛で根気強く、多彩な才能を秘めている魅力的な犬種です。
知っておくべきこと
学習能力や好奇心、運動量を満たそう 昔からハンティングのパートナーとして活躍してきたワイマラナーは、体力があります。ロングリードに替えて遊んだり、安全な公園やドッグランで走らせたりする運動が必要不可欠。夏には水遊びをする機会を設けるのも良い方法です。好奇心を満たすには散歩中のにおい嗅ぎがおすすめです。飼い主さんへの思いが強いので、おもちゃの引っ張りっこなどで一緒に遊ぶ機会もつくりましょう。 落ち着いた性格とはいえ、体が大きい分、飼い主がコントロールすることが重要です。子犬を迎えたら早めに社会化トレーニングを始めましょう。大型犬に慣れているドッグトレーナーに、暮らしのしつけとトレーニングの両方を学ぶことも一案です。 優れた能力の持ち主なので、やることがない退屈な日々はストレスになりかねません。ワイマラナーがやりがいをもてるような暮らしを工夫しましょう。 短毛の場合、美しさを保つケアはそれほど難しくありません。定期的にウェットティッシュやマイクロファイバータオルなどで拭き、余分な皮脂や抜け毛を取り除きます。ブラッシングにはラバーブラシや獣毛ブラシがおすすめ。ドッグランや水遊びなどで汚れたときにはシャンプーで洗い流しましょう。 長毛は飾り毛がからまりやすいので、コームを使って毎日丁寧にブラッシングをするお手入れも必要です。 胸部が深い(縦に大きい)ワイマラナーは、胃捻転に注意が必要です。食べすぎ、早食い、がぶ飲みに加えて、食後の運動が発症の原因になります。急に腹部がふくらんだり、よだれが大量に出たりする症状が見られたら、すぐ動物病院で対処しなければ命に関わります。 また、大型犬に見られる股関節形成不全にも要注意。関節と軟骨に配慮したドッグフードを選び、歩き方などで気になることがあれば早めに動物病院を受診しましょう。
歴史
貴族に愛されたドイツ最古の猟犬 ドイツ最古のポインティング(獲物のいる場所を探し出すこと)・ドッグで、起源にはさまざまな説があります。明らかになっている歴史は、リアム・ハウンド(昔のブラッドハウンド)の血統を受け継いでいて、1830年代にはワイマールの宮廷で貴族に飼われていたこと。19世紀半ばにはワイマールやチューリンゲン(ドイツ中部)周辺でハンターによって、短毛のワイマラナーが繁殖されていましたが、別犬種のリアム・ハウンドやポインターとの交配もありました。 ワイマラナー単独での繁殖が始まったのは1890年ごろからです。20世紀に入ってから長毛が生み出され、犬種としても登録されました。