ワンちゃんを飼っている方にとってTO DO リストのひとつでもあるマダニ対策ですが、そもそもマダニとはどんな虫なのでしょうか。ダニというとアレルギーの原因にもなる家の中のダニから、皮膚炎を起こすような寄生性のダニまでいろいろですが、マダニはこれらよりも比較的大きく、硬い外皮に覆われ、主に屋外の草むらやヤブなどに生息しています。マダニは吸血されること自体の被害に加えて、さまざまな感染症を媒介することがあるため、注意が必要です。
マダニが多数寄生した場合には貧血を引き起こすことがあり、マダニに吸血された部分、特にダニが適切に取り除かれなかった場合などには、噛まれた傷が炎症を起こして寄生性皮膚疾患に至ることもあります。マダニによって媒介される感染症としては、犬ではバベシア症やダニ麻痺症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が知られています。特に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は人にも感染し、近年増加傾向にあるため注意が必要です。また、日本紅斑熱やライム病、Q熱なども人に感染する病気として知られています。
マダニは家庭内に生息するダニと種類が異なり、山林や草地といったシカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。自然の多いところへ出かける際には注意した方がよいでしょう。マダニが活発に活動する春から秋にかけては特に注意が必要です。
散歩から帰ってきたら、全体的にワンちゃんの様子を観察しましょう。自覚症状がないことも多いので、顔回りや足先、内もも部分などの毛が薄い所を中心にじっくり触って、ぷっくりと盛り上がっている部分がないか確認します。被毛が長かったり密な場合にはコームやブラシをつかって確認してみましょう。
子犬は生後1年間、ワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成犬は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢犬や特別なケアが必要な犬は、より頻繁な検診が必要になる場合があります。
マダニは頭を皮膚に食い込ませているため、無理に引っ張ると、頭部だけがワンちゃんの体の中に残ってしまう可能性があります。
また、細菌やウイルスを媒介していることもあるため、潰してしまうのも危険です。
マダニを発見したら、早めに動物病院で処置してもらいましょう。

マダニが媒介する病気は兆候や症状が表れるまでに1週間から3週間以上かかることがあります。症状も病気によって異なるため、この時期に何かいつもとは違う様子に気付いたら、すぐに獣医師に連絡するようにしましょう。
犬にマダニがついていることに気づいたら、ご自身や家族にもついていないか確認しましょう。吸血前のマダニは非常に小さくわかりにくいことがあるので靴やズボンの裾などよく確認してみましょう。
言うまでもなく、マダニの駆虫薬を投与する予防がベストな方法です。定期的に駆除薬を投与することで、万一マダニに寄生されても駆除することができます。駆除薬にはいくつかの種類があるので、愛犬に向いているものを獣医師と相談してください。そして、犬を外で遊ばせたあとは必ずマダニがついていないかチェックします。人の場合、肌を露出しないような対策が推奨されますが、犬もそういった洋服を使用するのもひとつかもしれません。
マダニは決して特別な地域だけのものではありません。かといって、恐れるあまり犬の散歩を制限してしまうのもかわいそうですよね。しっかりと対策して、思いっきり外の世界を楽しませてあげましょう!
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