海外ではピーナッツバターはパンに塗ったりするほか、料理に使ったりと、とてもメジャーな食品です。市販の犬用のおやつの原材料としても使用されています。犬用のピーナッツバターであれば与えても問題はありませんが、人間用のものはどうでしょうか。人間用のピーナッツバターについて、犬に与える際に注意したいことを詳しくお伝えしていきます。
ピーナッツバターには多くのブランドがありますが、中には犬にとっては有害な添加物やキシリトール(人工甘味料)が含まれていることがあるため、注意が必要です。
また、無糖のピーナッツバターがある一方で、加糖のものもあり、このあたりにも注意する必要があります。糖分以外にも、ピーナッツバターには塩分が多く含まれていたり、パーム油などの植物油脂が多く含まれている場合もあります。ピーナッツバターに限らずですが、愛犬に与えてみたい食品がある場合には、その食品の栄養特性と愛犬の健康状態について獣医師に確認するのが安心です。
子犬は生後1年間、ワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成犬は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢犬や特別なケアが必要な犬は、より頻繁な検診が必要になる場合があります。
原材料に配慮された、いわゆる無添加のピーナッツバターであれば、犬に与えることができます。アメリカンケネルクラブでは、このような無添加のピーナッツバターは、タンパク質、ビタミンBやE、オレイン酸やリノール酸といった健康的な不飽和脂肪の優れた宝庫だと紹介しています。犬に与える場合には、初めに原材料をしっかりチェックし、加塩あるいは加糖でないものを選ぶこと、そして、獣医師に与えてもいい量などを相談してからにしましょう。なお、おやつ全般に言えることですが、おやつの量は栄養のバランスを考慮して、1日のカロリー摂取量の10パーセント以内に抑えるようにしましょう。
フードプロセッサーでピーナッツをすりつぶして、自家製のピーナッツバターを作ることもできます。ただし、自宅で作る場合は、かならず信頼できる販売業者からピーナッツを購入するようにしましょう。というのも、自然界のピーナッツにはアスペルギルス・フラバスやアスペルギルス・パラジチカスと呼ばれるカビが付着していることがあり、これらのカビはアフラトキシン(発がん性物質)を発生させると米国国立がん研究所(NCI)が注意を促しているからです。食品の安全を守るために、米国では食品医薬品局(FDA)が食用のピーナッツやピーナッツバターなど加工品を含めた食品の検査を実施しています。
そして、やはりピーナッツバターは高脂肪で高カロリーなので、その原材料を確認した上で、無添加のものか自家製のものをたまに与えるくらいにしておくのがよいでしょう。
ごくまれにではありますが、ワンちゃんにピーナッツアレルギーがある場合もあります。ピーナッツを含め、犬の食物アレルギーの症状は、顔面や耳、手足や内ももなどのかゆみや皮膚炎、あるいは下痢や軟便といった消化器症状が一般的で、人で起こるような呼吸困難を伴うほどのひどい症状、いわゆるアナフィラキシーショックにまで至ることはほとんどないようです。もし、愛犬に食物アレルギーを疑うような症状が見られた場合には、ピーナッツバターを与えるのをやめて、動物病院を受診しましょう。また、受診する際には、愛犬の食事歴や与えている食べ物のリストをまとめておくと、より診断に役立ちます。さらに、ピーナッツアレルギーは人では症状が重くなる場合があるため、アレルギーのある方は、ピーナッツやピーナッツバターを食べた可能性のあるペットと接触しないように注意する必要があります。被毛に付いたピーナッツの食べ残しでさえも、重いピーナッツアレルギーのある方にとっては大きなリスクになります。
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ペロペロと嬉しそうにおやつをなめる犬の姿をみているのは、飼い主さんとしては微笑ましく、癒されるひとときですね。与え過ぎはもちろん禁物ですが、安全な食品を上手に利用することで、ワンちゃんの生活もより楽しく彩り豊かになることでしょう。
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