食事を食べる速さは、人では早い人もゆっくりな人もいていろいろですよね。犬の場合には、あっという間に完食してしまう、というイメージがあるかもしれませんが、実際のところは犬でもその大きさや犬種、飼育環境などによっていろいろです。今回はそんな犬の早食いについて、健康上のリスクのほか、その対策についてご紹介します。
早食いするのは、食欲が旺盛、食への興味・関心が高い、といった犬としての元々の習性を残しているタイプだから、ということも多いとは思いますが、それに加えて次のような理由が関わっていることがあります。
アメリカンケンネルクラブ (AKC)*³ によると、早食いは胃腸に負担をかけ、嘔吐を起こすことがあります。さらに、食物を噛まずに飲み込むことで喉に詰まらせてしまう窒息のリスクや、誤嚥してしまう可能性も考えられます。また、急いで食べることで大量の空気を一緒に飲み込んでしまい胃拡張を起こすこともある、と説明しています。ドライフードを食べた後に、急に大量の水を飲むことでも胃拡張になります。胃拡張は胃捻転を起こしやすい状況であり、とくに胸の深い犬種や高齢の犬では注意が必要です。胃捻転は死亡してしまうこともある非常に危険な状態です。
愛犬が早食いかどうか、病的な原因やそれを助長しているような習慣がないか、動物病院でチェックしてもらいましょう。とくに最近になってから早食いが気になるようになった、という場合には早めに動物病院に行かれることをお勧めします。
子犬は生後1年間、ワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成犬は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢犬や特別なケアが必要な犬は、より頻繁な検診が必要になる場合があります。
病的な原因に対しては適切な治療を受けること、そして食事内容の問題であれば、適切なフードを適量与えるようにします。多頭飼育による競争心理が考えられる場合には、食事の場所を分けて別々に与えることで改善する可能性があります。そうはいっても、そのような明確な理由がわからない、いわゆる早食いのケースも多いことでしょう。そういった食への執着による早食いに対しては、次のような物理的な工夫をしてみてください。
程度にもよるかとは思いますが、やはり早食いは胃腸への負担もかかりますし、肥満にもなりやすく、さまざまなリスクがあります。できるだけ安心して食事ができるような環境を整えること、早食いしにくい工夫を取り入れることは、犬の健康にとってメリットの方が大きいでしょう。
参照先:
*1 https://www.petsafe.com/blog/my-dog-eats-so-fast-is-that-a-problem/
*2 https://www.puppytip.com/why-does-my-dog-eat-so-fast/
*3 https://www.akc.org/expert-advice/nutrition/slow-your-dogs-eating/
*4 https://www.dogster.com/dog-health-care/how-to-prevent-bloat-in-dogs
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