健康やダイエットへの関心の高まりとともに、今ではさまざまな食品にカロリーが表示されるようになりましたね。今や人のほうでは、どのくらいの食事量をとっているか、どのくらいまで食べていいかなど、日々の食事量の目安を食品のカロリーから計算して確認することは珍しいことではないでしょう。では、ペットの食事についてはどうでしょうか?今までの経験則でなんとなく量を決めている・・・という場合も多いかもしれませんね。

当然のことながら、犬と猫では体重の違いだけではなく、カロリーの計算方法も異なりますので、かかりつけの獣医師に相談して愛犬や愛猫に見合った適正なカロリー摂取量(エネルギー要求量)を決めましょう。
このカロリー摂取量を決めるためには、ペットの体重のほか、日々の活動量なども考慮することが必要です。たとえば、愛犬が非常に活発で毎日一緒にランニングに出かけるほど運動量が多い場合には、運動中に消費するエネルギーを補うためにそれだけカロリーの多い食事が必要でしょう。大型犬も毎日の活動を維持するために、より多くのカロリーが必要です。
体格が小さかったり、現時点でペットの体重が理想体重を超過している 場合には、摂取カロリーを犬種別や体重で記載された標準目安範囲よりも少なくする必要があります。そのほか、避妊去勢処置の有無、妊娠、年齢、健康状態といった要素も犬や猫のエネルギー要求量に影響します。
このように、ペットのそのときの様々な状況が、最適な摂取カロリーを決めるのに関係してくるので、「今までこの量をあげてきたからこのままでいいはず!」というような思い込みはしないことが重要です。ペットの適正な摂取カロリーの範囲を確認するには、かかりつけの獣医師に相談してください。獣医師はペットの体格や健康状態、ライフスタイルなどを考慮したうえで、犬または猫が1日あたり何カロリーを摂取すべきか提案してくれるでしょう。
若いペットは、生後1年間はワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成犬のペットは一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢のペットや特別なケアが必要なペットは、より頻繁な検診が必要になる場合があります。
ペットフードの缶や袋などのパッケージには、人間の食品と同様にカロリーが記載されています。カロリーは、kCalsまたはキロカロリーと記載されています。今与えているフードのパッケージを確認してみましょう。
米国飼料検査官協会(AAFCO) は、ペットフードのラベルの表示には、給与されるフード1kgあたりのカロリーと、よく使用する単位(例えば200ccカップ1カップ当たりなど)のカロリーの両方を記載すべきだと提唱しています。これは、ドライフードと缶入りのウェットフードなど、フードの種類の違いによって数値が変わってくるためです。AAFCOは異なるタイプのフードの間でカロリーを重量の1対1で比較することに対して注意を呼びかけています。というのは、缶入りフードは水分含量のためドライタイプのフードと比べて、「給与される」1kgあたりのカロリーが少なくなるからです。
米国で販売されるペットフードの多くは、その製品が犬または猫、および対象となるライフステージ(成長期、繁殖期、維持期など)のペットにとって、栄養学的に適正であることを認証するAAFCOの声明を記載しています。そのフードがどのライフーステージに最適か、その記載を常に確認しましょう。たとえば、ペットがシニア犬ならば、子犬用フードは栄養学的に理想的な組成ではありません。ライフステージ別のフードは、その年齢の猫または犬のフードの栄養要求に合わせて調製されています。
ペットのフードを変更したり、家に迎えたばかりのペットのための食事プランを新たに決めなければならないときは、かかりつけの獣医師との協力が重要です。ウェットフードか、ドライフードか、またはその両方を与えるのかに応じて、毎回どのくらいの量を給与すべきか、かかりつけの獣医師がアドバイスしてくれるでしょう。

かかりつけの獣医師と相談して、ペットに個別の栄養要求量に基づいた食事プランを作成してもらい、さらにペットフードのラベルも確認するようになったとしても、おやつを別に与えている場合、それは予定外にカロリーを摂取してしまうことになります。どんなに健康的なおやつ であっても、カロリーを余分に摂取してしまうことには変わりありません。理想的には、おやつから摂取するカロリーはペットの1日のカロリー摂取量に対して10%を超えないようにすべきです。
おやつについては獣医師には言いにくことかもしれませんが、食事プランを作成するとなった場合には、できるだけ正直に詳しく話をするようにしましょう。おやつは1日に何回与えているか、どんな種類のおやつを与えているかなどです。市販されているおやつの大半は、パッケージに1日分の分量の目安やカロリーが表示されているので、カロリーを確認することができます。さらに、人間の食べ物を与えたりしている場合、厳密にはそういったものまで把握しておくことが理想です。せっかくペットに合った食事プランを作成するのですから、現状を正直に伝えて、理想と実際に実行できるかどうかを獣医師とよく相談しましょう。
カロリー摂取量が大事なことはお伝えしてきましたが、さらにそのカロリーはどの栄養素から由来するものなのか、脂質からなのか、タンパク質由来なのか、ということを考えることも、健康的な食事を考慮するうえでとても重要です。カロリーに良い、悪い、があるわけではありませんが、カロリーが同じであっても、特定の栄養素に偏らず、そのペットにとってよりバランスのとれた栄養組成であることが望ましいのは明らかです。私たちが、スナックを食べ過ぎないようにするのと同じように、ペットたちがどんな食事をすれば一日中元気に走ったり遊んだりするエネルギーを得られるのか、考えてみましょう。
あらためて、カロリーとは食事から得られるエネルギー量を数値化した単位です。摂取した食事は生体内のプロセスにより処理され、活動するためのエネルギーに変換されます。ペットが遊んだり運動することによって、そして、寝ている間でさえもエネルギーは燃焼し、カロリーを消費します。摂取カロリーが消費するよりも多すぎる、あるいは運動が不足している場合は一般的に体重が増えますし、その反対であれば、元気がなくなったり、やつれて体重が減ったりします。
獣医師のアドバイスに従って推奨されるフードを給与し、十分な運動をさせているにも関わらず、体重のコントロールがうまくいかない場合、代謝に関連する何らかの基礎疾患が隠れている場合があります。代謝にトラブルが起きると、通常の状態と比較して、エネルギーが消費されすぎたり、逆に消費されにくくなったりします。このような場合には、その状態に応じて投薬などの治療のほか、治療に役立つ療法食が推奨されることもあります。
ペットに与えるフードは、その健康と幸せを維持するための重要なアイテムです。カロリーを含めてその内容をよく理解して選択し、それぞれのペットに見合って作られた食事プランに基づいて給与することが、ペットを生涯にわたり健康的で活動的に維持するために必要なことなのです。
エリン・オリラは、言葉の力、そしてメッセージが対象とする読者に情報を伝え、さらには変革をもたらす力を信じています。彼女の執筆活動はインターネット上や紙媒体で展開しており、インタビュー、ゴーストライター、ブログ記事、クリエイティブ・ノンフィクションなど多岐にわたります。エリンはSEOとソーシャルメディアに関するあらゆる知識に精通しています。フェアフィールド大学でクリエイティブライティングの修士号を取得しています。Twitter(@ReinventingErin)で彼女に連絡するか、http://erinollila.com で彼女について詳しくご覧ください。
人間の体内や体表にいる細菌は、全身の細胞の数よりも多いことをご存知ですか?これは、私たちの愛するペットも同じ。
ヒルズサイエンス・ダイエット犬用および猫用のカロリーと、他のペットフードブランドのカロリーおよびAAFCOが推奨する低カロリーフードの許容される最大カロリーの値を比較してみましょう。
ヒルズの特別療法食なら、食べる喜びも与えられます。
水はあらゆる栄養素のうち最も重要であり、生命に不可欠なものです。動物は、体脂肪のほぼすべてとたんぱく質を失っても生きていけますが、体内の水分のうち15%を失うだけで、死んでしまいます。
低カロリーのフードで、ペットの体重管理をサポートすることができます。無駄のない筋肉づくりに必要な高品質なタンパク質を豊富に含み、風味豊かで栄養価の高い食事となるよう厳選された原材料を使用しています。臨床的に証明された抗酸化物質、ビタミンCとEが、健康な免疫システムの維持をサポートします。
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