あなたは夏の暑さが厳しい地域に住んでいますか。もしそうなら、エアコンがない場合、愛猫が熱中症にならないか心配でしょう。私が日中出かけている間に何が起こるかしら、猫は汗をかくかしら、それともじっと我慢するのかしら、と立て続けに心配が頭をよぎるかもしれません。
幸いなことに、猫を十分に涼しく過ごせるようにしてあげられる方法があります。
気温が上がり始める頃、あなたが心配に思うより猫は快適に感じているかもしれません。というのも、ワシントンポストによると、猫の平均体温は39℃近くもあるからです。先祖が砂漠で進化してきた猫は、水分のほとんどを食物から得ることができます。
だからといって、猫は気温の高い家の中に閉じ込められても安全で快適だ、というわけではありません。猫は人間のように汗をかくことができません。その代わりに、冷たい場所に寝そべる、パンティングする(息切れのように浅く呼吸する)、冷たい水を飲むなどにより、絶えず熱を放出する必要があるのです。
いくつかの予防策を講じて、猫が家の中でちゃんと快適に過ごせるようにしてあげてください。
子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
猫が涼しく過ごすためには、水と新鮮な空気が必要です。でも、多ければ多いほどいいというわけではありません。大きな水槽やプールには猫が近づけないようにしておかなければなりません。バスタブに水を張っておいたり、猫のための水を大きなバケツに入れておいてはいけません。猫が溺れる危険性があるからです。家にプールがあるなら、あなたが不在の時は必ず猫がそこに近づけないようにしておく必要があります。
窓を大きく開いたままにしておかないよう注意しなければなりません。猫が網戸を押し開けて逃げてしまったり、重い窓が突然猫の上に閉じてきたりすることがあるので、低い位置の窓や重い窓を開けたまま外出しないようにしてください。ただし、新鮮な空気を取り入れるために、ペットの届かない窓を一つ以上、少し開けておきます。小さな開いた窓を扇風機で塞いでおくのも、猫に良からぬ考えを思いつかせずに空気を循環させるのに役立ちます。
涼しさを維持するのに役立つと思われることを全部やっていても、愛猫に熱中症は起こる可能性があります。猫の熱中症は、実はある品種では他の品種よりも起こりやすいのです。Preventive Vet*¹によると、ペルシャなどの顔の平たい猫は、ほかの品種ほどうまくパンティングすることができないため、自然に体を冷やすことが難しく、熱中症になりやすいのだそうです。
過度のパンティング、速い心拍、落ち窪んだ眼、またはトイレに尿がほとんどあるいは全くない場合、脱水と熱中症を起こしている可能性があります。そんなときは、首と肩の間の皮膚をやさしくつまんで体水分量をチェックしてください。皮膚が「テント状」のままであったり平らな状態に戻るのが遅い場合、おそらく脱水しているので、すぐに動物病院に連れて行くことが重要です。重症にならないように静脈内輸液が必要になると思われます。
アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)*²は 顔が非常に平たい猫、高齢の猫、肥満の猫、または肺や心臓に問題がある猫の場合は熱中症について、より注意深く観察するよう推奨しています。覚えておくべき最も重要なことは、気温が上がってきたら、先を予測した行動と、鋭い観察を心がけておくこと。熱中症の症状にすぐに気付いて回復させることができるようにしておくことです。
参照先:
*1 https://www.preventivevet.com/pets/heatstroke-in-dogs-and-cats
*2 https://www.aspca.org/pet-care/general-pet-care/hot-weather-safety-tips
クリッシー・クリンガーは教育者、ライター、そして2人の子供、3匹の犬、3匹の猫の母親です。愛犬のジェイクは、隙あらば彼女の膝の上に乗るのが大好きです!ペンシルベニア州の田舎で、アクティブで環境に優しいライフスタイルを楽しんでいます。
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