犬ほど起こることは少ないかもしれませんが、猫でも誤飲事故はあります。ひもなどのおもちゃや布などの異物のほか、食べ物でもタイミングによっては喉に詰まってしまうことがあるかもしれません。不測の事態に備えて、救急でも診察してもらえる病院を事前に調べておくと同時に、その場でできる対処方法について知っておきましょう。

猫は定期的に毛玉を吐き出しますが、喉を詰まらせる事故は毛玉よりもむしろ毛玉以外の物(食べ物、ヘアゴム、プラスチック製のおもちゃ)のケースのほうが多いのです。喉にひっかかっているような様子に気づいたら、次の手順を行います。
なんといってもリスクのあるものを猫のいるところには置かない、ということです。猫が好みそうな小さくてキラキラと光るものには注意です。猫の誤飲事故でよくあるものには次のようなものがあります:
猫は一般的に好奇心が強い動物です。飼い主さんの留守中には家中を探検するでしょう。ですから、危険なものはペットの手が届かない場所に片づけるようにします。とくに丸めたアルミホイルやビニール袋は喜ぶ猫ちゃんもいるかもしれませんが、本当に飲み込んでしまう事例があるためやめておきましょう。

子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
小さなパーツがついているものはなるべく避けて、ボールやおもちゃのネズミなど、猫が飲み込めない大きさのおもちゃを選ぶようにしましょう。よくあるポピュラーな釣り竿タイプのおもちゃで遊ぶのは問題ありませんが、遊び終わったら猫の手の届かない場所に片づけましょう。
昔からのイメージ通り、猫は毛糸のようなヒモは大好きです。喜んで遊ぶ姿はかわいいのですが、このようなヒモやリボンで遊ばせることは決して勧められません。アニマルプラネットは、「万一、猫の口元やお尻からヒモが出ているのを見つけたら、絶対にひっぱらないように」、と注意しています。誤って喉や腸を傷つける危険性があるからです。猫がヒモを飲み込んでしまった疑いがある場合には緊急事態ですから、すぐに動物病院に連絡しましょう。
猫は自分で毛づくろいをするので、多かれ少なかれ毛を飲み込みます。ある程度たまってくると吐き出しますが、その時々によって吐く頻度が増えたりすることもあります。生理的な現象とはいっても、何度も吐くことは猫にとって負担ですし、不快でもあるでしょう。中には吐ききれないほど消化管に毛玉がたまってしまうケースもあり、その場合には外科的な処置が必要になるかもしれません。もし猫が毛玉を1週間に1度以上の頻度で吐き出すようなら、獣医師に相談し食物繊維を含むヘアボールコントロールのフードを利用するなどの毛玉対策を始めましょう。
Cornell Feline Health Center*²によると、頻繁に吐く場合はなんらかの胃腸障害や、喘息などの呼吸器疾患のサインである場合もあります。毛玉のせいだと決めつけず、いつもと様子が異なる場合には動物病院に相談しましょう。
参照先:
*1 https://www.cat-world.com.au/heimlich-maneuver-in-cats.html
*2 https://www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/cornell-feline-health-center/health-information/feline-health-topics/danger-hairballs
クリスティン・オブライエンはライターであり、母親であり、長年猫を飼っています。彼女の2匹のロシアンブルーは家を牛耳っています。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyにも記事を掲載しており、ペット、妊娠、家族生活について執筆しています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)で彼女をフォローしてください。
ウェットフードは一般的に猫が好み、味にうるさい猫にはぴったりな選択肢になります。ウェットフードの利点や与え方について確認しておきましょう。
猫の食性を理解して、理想的な食事回数を覚えておきましょう。また自動給餌器を利用する方法についても解説します。
猫の特徴的な食性や採食パターンを理解して、できるだけ消化器のトラブルが起きないようにするための食事の与え方や注意点などを学びましょう。
胃腸の弱い猫について、深掘りしていきます。このようなケースでの食事の役割について学びましょう。
低カロリーのフードで、猫の体重管理をサポートすることができます。無駄のない筋肉づくりに必要な高品質なたんぱく質を豊富に含み、風味豊かで栄養価の高い食事となるよう厳選された原材料を使用しています。臨床的に証明された抗酸化成分、ビタミンCとEが、健康な免疫システムの維持をサポートします。
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