やんちゃな愛猫がソファをひっかくのは、なにもあなたを苛立たせようとしているのではありません。猫には爪とぎ行為をする場所が必要ですが、市販の専用製品を買う必要はありません。爪とぎポストは、ご自宅にあるもので簡単に手作りできます。
多くの飼い主さんは、猫には本能的に爪とぎぐせがあるということを嫌というほど思い知らされているでしょう。機会さえあれば、カーテンやカーペットをひっくり返し、ソファがずたずたになることもあります。
これから、簡単で費用のかからない材料を使って爪とぎ柱を手作りする5つのアイディアをご紹介しますので、ぜひお試しください。
猫の爪とぎ行動にはさまざまな理由があります。爪の外層をはがすため、体のストレッチのため、誰がこの家のボスかを思い出させるためににおいを残すため、などです。猫側の理由は何であれ、ご家庭によくあるたった2つの材料と多少の裁縫の知識があれば、愛猫をご機嫌にさせてあげることができます。
用意するもの
愛猫がボロボロにしてもかまわない古いハードカバーの本がお手元にない場合は、古本屋さんで手に入ります。ハードカバーであれば種類は問いません。本を包むタオルを選ぶときは、あまり糸がほつれていない毛足の長いものを選んでください。ほつれが多いと、愛猫が爪を引っかけてしまうことがあります。
作り方
タオルを二つ折りにして生地が二重になるようにします。床の上に平らに敷き、真ん中に本を置きます。ギフトラッピングのように本をタオルで包みます。表に折り目ができないようぴんと張ってください。ひっかく表面は平らで頑丈にしておく必要があります。背面のとじ目を縫い合わせてひっくり返せば、ほら、猫の爪とぎブックボードの出来上がり。
このブックボードは、何かに立て掛けるよりも床に平置きがお勧めです。本の重量がありますので、ばたんと倒れると猫がびっくりします。
ブックボードの代わりに、カーペットで爪とぎボードを作ることもできます(こちらは、本が犠牲になりません)。
用意するもの
板は、長さも厚さも決まりはありませんので、愛猫に合ったサイズを選んでください(写真の板は、本棚の仕切りです)。板は床に平置きするか、壁から吊るし下げることになります。ですから土台は必要ありません。ラグを選ぶ際は、猫はざっくりとした生地を好みますのでそれを念頭に置いてください。このタイプの場合も、愛猫が爪をひっかけてしまう輪っかや糸のほつれが極力ないものを選びましょう。爪とぎボードに適した丈夫で安価な小スペース用ラグを探してください。ラグを使えば、来客があった時でも隠す必要のない猫用アイテムになります。
作り方
ラグを表面を下にして床に置き、ラグの裏面に板を置きます。ラグの端を折り、画鋲で留めます。しっかり固定するために、ラグと板が重なり合う端に沿って縦にまっすぐ留めてください。残りの三方の端もこの作業を繰り返します。ラグが二重以上に重なった場合は針が届かず留められないかもしれません。余分な部分の形を整えるには、針の長い鋲を使ってください。あるいは、留めずに折りたたんだままにしておく手もあります。床に平置きした時に良い具合に弾む感じになります。カーペットの面を表に返してください。
追記:上の写真の猫はこの爪とぎボードを大層気に入り、長い間この上から動きたがりませんでした。
子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
猫用爪とぎ柱を10分で作りたい方は、こちらの方法がお勧めです。
用意するもの
作り方
床にダンボール箱を置き、カッターを使用して、箱の4辺を取り外します。取り外したダンボールを幅5cm、長さ30~60cmくらいの大きさに切ってください。切ったダンボールを積み重ねると、粗い切り口が集まり、面のようになります。ダンボールを固定するため、テープで両端をしっかりと止めて出来上がりです。愛猫が遊びやすいように床に置いてください。
愛猫に爪とぎ柱を用意してあげたいけど置くスペースがないという方、愛猫が大好きな2つのもの、ひっかく布と狭い空間を組み合わせたこのタイプをぜひご検討ください。
用意するもの
作り方
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棚を空にします。棚のすべての側面(上、下、後ろ、両サイド)それぞれに合わせてカーペットのサイズを調整し、画鋲や熱接着剤などで留めてください。その棚以外にも、猫が体を伸ばした時に届く高い位置を覆ってもよいでしょう。ひっかき面が増えてきっと喜ぶはずです。
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新発想の手作り爪とぎ柱です。愛猫にいくつものひっかき場所を提供すると同時に、階段のカーペットをボロボロにする行為を防げます。互いにメリットのある方法です。
用意するもの
布を選ぶ際は、インテリアと調和するものを探し、愛猫がボロボロにしてしまった時に交換できるよう十分な量を購入しましょう。布を使う場合は、ホッチキスではなく、針と丈夫な糸を使って縫い留めてください。布が厚手の場合や、猫の爪が伸びている時は、ホッチキスだと猫によっては簡単に外せてしまいます。
作り方
まず、何本の小柱を猫に提供するか決めてください。2~3本で十分だと思いますが、足りなければ愛猫がそれを知らせてくれるでしょう。布を小柱に巻きつけられるサイズにカットしてください。あまり余分がないようにしましょう(留めるための多少の重なりは必要です)。端をホッチキスで留めるか、縫い留めてください。
この爪とぎ柱は、猫が楽しく運動し、階段の踏板で爪をとごうとするのを防ぐ効果があります。
猫用爪とぎ柱の作り方をマスターすれば、愛猫はきっとすぐに新しいおもしろそうなものができたと喜んでくれるでしょう。
どの爪とぎ柱に挑戦しても、愛猫のためにオリジナルで素敵なプレゼントを作った達成感を味わえるはずです。あなたのセンスに合った素材を選んで作るまさにDIY。ぜひ楽しんで作ってください。
クリスティン・オブライエンはライターであり、母親であり、長年猫を飼っています。彼女の2匹のロシアンブルーは家を牛耳っています。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyにも記事を掲載しており、ペット、妊娠、家族生活について執筆しています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)で彼女をフォローしてください。
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ウェットフードは一般的に猫が好み、味にうるさい猫にはぴったりな選択肢になります。ウェットフードの利点や与え方について確認しておきましょう。
猫の食性を理解して、理想的な食事回数を覚えておきましょう。また自動給餌器を利用する方法についても解説します。
胃腸の弱い猫について、深掘りしていきます。このようなケースでの食事の役割について学びましょう。
低カロリーのフードで、猫の体重管理をサポートすることができます。無駄のない筋肉づくりに必要な高品質なたんぱく質を豊富に含み、風味豊かで栄養価の高い食事となるよう厳選された原材料を使用しています。臨床的に証明された抗酸化成分、ビタミンCとEが、健康な免疫システムの維持をサポートします。
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